■山形県の地鶏
やまがた地鶏
♂赤笹シャモ×名古屋種
♀横斑プリマスロック種
出展:j-chicken.jp
やまがた地鶏とは
山形県独自の、味の良い地鶏の開発が命題であったことから、平成12年よりシャモと他品種鶏を交配させ、肉質や生産性についての検討を行ってきた。もともと山形県には“地鶏”となる在来の鶏がおらず、独自性のある品種を求めていたところ、遊佐町の池田秋夫氏(山形県銘鶏保存会)が、貴重な「赤笹シャモ」を維持・保存していることがわかった。この鶏は主に観賞用・闘鶏用が目的であるが、実のところ肉味にコクがあり、歯ごたえも良いことから交配の組合せに利用することになった。父鶏には赤笹シャモの雄と名古屋種雌の交雑鶏を使い、母鶏には横斑プリマスロック種という三元交配を行った結果、5年後の平成17年、うま味に優れコクがあり、適度な歯ごたえを持つ鶏「やまがた地鶏」が誕生した。肉色も、特にもも肉が赤みを帯びており、見た目にも美しい。何より鶏臭さのない上品な味わいがある。約百四十日間じっくりと育てて熟成させた肉であり、成分的にも、うま味に関係するアミノ酸の比率がブロイラーより約10%多いという結果が出ている。また「やまがた地鶏」は、地鶏肉の特定JAS規格に適合した生産が可能となっている。
引用:nmai.or