■兵庫県の地鶏
ひょうご味どり
♂薩摩鶏(♂)×名古屋種(♀)または白色プリマスロック
♀白色プリマスロックまたは薩摩鶏(♂)×名古屋種(♀)
ひょうご味どりとは
こくのある鶏肉を求める消費者ニーズに応え、昭和63年度から県立中央農業技術センターで特産鶏作出の試験研究に取り組み、歯ごたえとこくのある美味しい特産鶏肉を開発しました。
肉質の優れた薩摩鶏と産卵性と肉質ともに優れた名古屋種を交配して作出した「兵庫」と肉用鶏であり羽色が劣性遺伝する劣性白色プリマスロックから「ひょうご味どり」が生まれました。
放し飼いによる十分な運動と、100日余りと従来の鶏に比べ、約2倍の期間をかけて育てたのが「ひょうご味どり」です。その肉にはこくとしまりがあります。
酒米・山田錦発祥の地ならではの飼料で飼育
多くの日本酒の酒米として使用されている「酒米の王者」山田錦。その山田錦は昭和 11 年、兵庫県立農事試験場で生まれ、その後産地も拡大し数多くの地域で生産されていますが、その中でも山田錦特A地区の生産地「みのり農協」の山田錦が最上のものとされています。ひょうご味どりは、その特A地区で収穫された山田錦を飼料としてとり入れることにより、日本酒とのマリアージュを実現しています。
全国初のDNA解析「余韻の高貴な味わい」を
ひょうご味どりは1993年より出荷が始まりましたが、1999年より世界初の本格的なDNAのゲノム解析による品種改良をおこないました。その旨味と歯ごたえをそこなうことなく体重を増やすとともに、上品な余韻のある味わいと、日本で特に人気のあるもも肉を大きくし、食材として大変優れたポテンシャルを最大限引き出しています。
甘みのあるむね肉やさっぱりとした脂身、その他の部位も持ち、スープの旨味なども絶品です。
出展:nonotory.jp